バビロンの会とは
世界最古の文明・メソポタミア文明発祥の地イラク。この地では紀元前3千年に出現したシュメ−ル王朝を初めとして、アッカド、アッシリア、バビロンなど、多くの王朝が世界の歴史に名を残しました。
このことから、イラクは欧米の歴史家、考古学者の研究場所としてあこがれのまととなってきました。我が国もまた例外ではなく、この40年来、多くの考古学調査団がイラクで発掘調査をおこなってきました。
イラクには一時は日本人が数千人も滞在していた時期もあり、日本、イラク両国民の間には様々な心の触れ合いがありました。「一度チグリス川の水を飲んだ者は再びバグダッドに戻ってくる」というイラクの諺通り、多くの日本人にはメソポタミア文明発祥の地イラクはなお、歴史的、文化的な郷愁を誘う国といえます。
ところが、湾岸戦争以来、イラクは我が国を含む国連の経済制裁、イラク戦争とその後の混乱という困難な状況が続いてきました。そのため、日本、イラク両国間の交流は十分におこなわれていないのが現在の実状です。
このような、イラクを取り巻く不幸な状況のもと、日本とイラク両国の間で今日まで培われてきた友好関係を今後も継続し、更に発展させることを目的として、1999年の6月にバビロンの会が発足しました。初代会長は、国士舘大学イラク古代文化研究所教授・大沼克彦、副会長はマフムード・アル・アザウィ(Mahmoud Al-azzawi)です。
バビロンの会会則
第1条
本会は、バビロンの会と称する。
第2条
本会は、日本イラク両国の、学術、芸術、スポーツなど、文化的側面の交流を促進・支援し、両国間に培われてきた友好関係を一層発展させることを目的とする。
第3条
本会は、前条に掲げる目的に賛同する者をもって会員とする。
第4条
本会に会長、副会長各1名をおく。会長、副会長は会員の中で互選する。任期はともに2年とする。
第5条
本会の運営と活動に要する費用は、会費、寄付金、補助金等をもってあてる。本会の会計年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終了する。本会の運営・活動費を管理するため、委員会をおく。委員会は、毎年4月下旬に1年間の活動と決算を会員に対して報告する。
第6条
会員は所定の会費を納める。
第7条
本会の本部は、〒206-0032 東京都多摩市南野2-9-11-201 株式会社JAIS(電話:042−339−3662)におく。
以下を追加
付 則
1 会員が会費納入の義務を怠り、または本会の目的に反する行為をしたり、著しく本会の名誉を傷つけた場合には、会員の議を経て退会させることがある。
2 本会に書記をおき、会務の処理を補助させる。